こんにちは、一教です。
今日は、私の整体院に長年通ってくださっている、あるご家族とのエピソードを通じて、
私たち「見守る大人」の役割と、そこから生まれる「しあわせ」についてお話したいと思います。
子育て中の女性の皆さん、子育てや家族との関係の中で、時に深い悩みを抱え、孤立を感じることもあるのではないでしょうか。
私がお伝えしたいのは、そんな時にそっと寄り添い、共に歩むことの大切さです。
困難の中で見つめる、子どもの輝き
今回ご紹介するご家庭には、心に深く刻まれるお子さんがいらっしゃいます。
その子は障がいをお持ちで、加えててんかん発作という大きな困難にも向き合っています。
ひどい時には意識を失ってしまうほどの発作に、ご家族の皆さんがどれほどの不安と心配を抱えていらっしゃるか、想像に難くありません。
日中は、ゲームやテレビを見る時間が多く、どうしても姿勢が悪くなり、背中が曲がってしまうこともありました。親御さんの言うことにも、なかなか耳を傾けてくれない時期もあったそうです。
子どもの成長を願う親御さんにとって、こうした日常は、まさに「困ったな…」と感じる連続だったことでしょう。
私自身も、日々子どもたちと接する中で、思い通りにいかないことや、どう接すれば良いのか迷うことは少なくありません。
特に、障がいを持つお子さんの子育ては、計り知れないご苦労があると思います。
運動が繋ぐ心と身体、そして信頼の芽生え
そんな状況の中、このお子さんと私は週に一度、一緒に運動をする時間を持つようになりました。
身体を動かすことは、心と身体の繋がりを強く意識させてくれます。実際に運動ができている時は、心身の調子が良いのです。
背筋がスッと伸びることで内臓への圧迫が減り、不思議なことに、てんかんの発作も落ち着く傾向が見られました。
しかし、運動を休んでしまうと、途端に発作が出やすくなってしまう。
この現実が、親御さんにとっては気が気ではなく、不安な日々が続いていたのです。
私たちは皆、子どもが健やかに育ってほしいと願っています。
それが困難な状況にある時、親としてどれほど心を痛め、どうすれば良いのかと出口の見えないトンネルをさまよう気持ちになるか、想像に余りあります。
それでも、私と彼らとの長年の交流は、少しずつですが実を結んでいきました。
最初はなかなか言うことを聞いてくれなかったお子さんが、徐々に私の言葉に耳を傾けてくれるようになったのです。
驚くことに、以前は暴力的な行動も見られたのですが、それも次第に減っていきました。
そして、今では年下の子どもの面倒を見てくれるまでに成長したのです。
その姿を見た時、私は心の中で静かに、そして熱く感動しました。
「見捨てない」愛と信頼の力
この劇的な変化は、何よりも「その子のことを認め、決して見捨てなかった信頼」が成せる業だと、私は確信しています。
どんな状況にあっても、その子の存在を丸ごと受け入れ、信じ続けること。
言葉で言うのは簡単ですが、それを実践し続けるのは、並大抵のことではありません。
時に心が折れそうになることもあるでしょう。
それでも、諦めずに温かい眼差しを向け続けた、親御さんと私の「見捨てない愛」があったからこそ、お子さんは安心して自分を表現し、成長することができたのです。
もちろん、この信頼関係は、親御さんとの間にも築かれていました。
親子という一番身近な関係だからこそ、私たちは相手に甘えたり、時に自分の「我」を通そうとしてしまったりすることがあります。
しかし、それがかえって、子どもの成長を妨げてしまうこともあるのです。
孤立からの脱却:親自身の「しあわせ」を守るために
親御さんは、子どものこととなると、自分の身命を賭してでもその子を守ろうとします。
これは、親として当然の、深く尊い愛情です。
しかし、その愛情ゆえに、全てを一人で抱え込みすぎてしまい、
結果として親自身が疲れ果て、心身ともに「共倒れ」になってしまうケースも少なくありません。
そうなってしまうと、せっかく守りたいと願っていた子どもを守ることさえ困難になってしまいます。真っ暗な道に迷い込んでしまい、出口が見えなくなるような絶望感に襲われることもあるでしょう。
だからこそ、私は、子育てに奮闘する全ての親御さんに伝えたいのです。
**「一人で抱え込まないでください」**と。
まずは、行政や専門のサポート機関に相談すること。
これは、決して「負け」ではありません。むしろ、自分自身と子ども、そして家族全体の「しあわせ」を守るための、最も賢明で勇気ある選択なのです。
外部の力を借りることで、お互いの負担が減り、心にゆとりが生まれます。
そのゆとりこそが、子どもに注ぐ愛情をさらに深め、質の高い関わりへと繋がるのです。
「心のあり方」が紡ぐ、自律としあわせな未来
私がお伝えしている「心のあり方」は、まさにこの状況にこそ生きてきます。
自分を責めることなく、現状を受け入れ、そして未来を信じる力。
それが、困難を乗り越え、自律した人生を歩むための羅針盤となります。
このお子さんとの出会いと成長の物語は、私に改めて、どんな人にも「自律する力」が備わっていること、そしてそれを引き出すのは、周囲の「見捨てない」信頼と温かい眼差しであることを教えてくれました。
これからも私は、ご縁のあった方たちが、それぞれのペースで「自律」し、自分らしく輝けるよう、心を込めて見守り、サポートを続けていきたいと思っています。皆さんの日々の「しあわせ」が、より豊かなものになるよう、心から願っています。



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