親心とエゴの境界線:わが子の【幸せ】を願う、大人の「中道」と「中庸」

親心とエゴの境界線:わが子の【幸せ】を願う、大人の「中道」と「中庸」 心と身体の関係
親心とエゴの境界線:わが子の【幸せ】を願う、大人の「中道」と「中庸」

親心とエゴの境界線:わが子の【幸せ】を願う、大人の「中道」と「中庸」

こんにちは、一教です。

あなたは今、こんな風に感じていませんか?

「息子に口うるさく言ってしまって、後で後悔する…」 「本当は娘の気持ちも尊重したいけど、心配でつい過干渉になってしまう…」 「自分の若い頃を棚に上げて、わが子にだけは同じ失敗をしてほしくないと思ってしまう…」 「子どもの自立を願う気持ちと、親としてどうあるべきかの間で揺れている…」

夏休みでだらけ切っている子どもさんに、母親が活を入れる…そんな光景は、多くのご家庭で見られるのではないでしょうか。実は、我が家も同じようなものです(笑)。自分自身も若い頃は、両親にさんざん迷惑をかけて、今でも迷惑をかけ続けているのに、いざ自分の子どもとなると、つい自分のことは棚に上げてしまう。それが**「親心」**というものですよね。

子を思う親である以上、子どもがしっかりと独り立ちできるように、きちんと躾けねばと思うのは当然のことです。しかし、その想いが強すぎるあまり、どうしても過剰な心配や過保護になってしまう。そして、親の価値観や期待を無意識のうちに押し付けてしまう…それが**「エゴ」**となり、親子の関係にすれ違いを生む原因になってしまうことがあります。


「中道」と「中庸」が導く、親子の【幸せ】

そこで、私が日々の修行や学びの中で大切にしているのが、**お釈迦様が説いた「中道(ちゅうどう)」**と、**儒教における「中庸(ちゅうよう)」**という二つの視点です。どちらも「バランス」を説く言葉ですが、その根底には少し違いがあります。

  • 仏教の「中道」: 悟りへの道は、快楽主義と苦行主義という両極端を避けた、どちらにも偏らない真実の道だと説きます。親子の関係に当てはめれば、過干渉と放任という両極端を避け、常に**「その子にとっての最適な距離感」**を探り、寄り添う姿勢です。それは、頭ごなしに子どもの気持ちを否定せず、まずは聞き入れ、傾聴することから始まります。
  • 儒教の「中庸」: 感情や行動において**「偏りなく」「行き過ぎることなく」という、常に正しい状態を保つ道だと説きます。親の立場では、「親心」が行き過ぎて「エゴ」**になっていないか、常に自分を省み、感情をコントロールし、正しい道へと導くことを意味します。

つまり、「中道」は**「真実の道」を説き、「中庸」は「正しい行い」**を説いていると考えると分かりやすいでしょう。

親がこの二つの視点を持つことで、子ども自身の心の声に耳を傾けながら、自分の「こうあってほしい」というエゴを挟まずに、成長を見守ることができたなら、本当に素晴らしいことです。それは、親にとっても、子どもにとっても、最も理想的な幸せの形の一つではないでしょうか。

「村」が育てた時代から、社会全体で育てる時代へ

昔は、**「子どもは村の財産」**と言われ、村全体で子どもを育てていました。そのため、親の偏った視点だけで子どもが育つのではなく、村の風習や社会のルールになじめるように、多くの大人が関わってくれました。

しかし、今は一人親や核家族が多い時代です。子どもが社会のルールやマナーを学ぶ機会が、昔よりも減ってしまっているのも事実です。

だからこそ、私は、スポーツや武道を通して社会のルールやマナーを身につけることが、現代の子どもたちには特に大切だと感じています。そして、その時、ぜひコーチや先生と子どもたちの関係を注意深く見てあげてください。

その関係性の中には、親の視点とはまた違う、子どもを一個人として尊重し、見守り、導く**「大人の愛」**が詰まっています。そして、子どもたちはその中で、礼儀や協調性、そして自分自身の可能性に気づいていくのです。

親もまた、一人の人間として「精進」する

親も、完璧な人間ではありません。私自身も、多くの失敗から、この「中道」「中庸」の難しさを痛感してきました。しかし、その難しさに挑戦し続けることこそが、**「人間としてどうあるか」**という問いに向き合う、大切な「精進」だと信じています。

そして、その「精進」は、決して苦しいことばかりではありません。自分のエゴを手放すことで、子どもとの間に新しい信頼関係が築けたり、子どもの成長を心から喜べる瞬間が増えたり…そうした日々の小さな幸せに気づくことができます。


まとめ:親の「幸せ」が、子どもの「幸せ」を育む

  • 親心とエゴを区別する: 子どもの自立を願う「親心」と、親の価値観を押し付けてしまう「エゴ」は違うということを理解しましょう。
  • 中道・中庸の精神で耳を傾ける: 子どもの気持ちを頭ごなしに否定せず、まずは寄り添い、傾聴する姿勢が大切です。
  • 社会とのつながりを大切にする: スポーツや武道のコーチ、学校の先生など、親以外の大人との繋がりをサポートしましょう。
  • 親も「精進」する: 完璧な親を目指すのではなく、人間として成長し続ける姿勢を子どもに見せましょう。

願わくば、このブログを読んでくださったあなたが、親としての役割と自分自身の在り方をバランス良く見つめ直し、子どもさんの幸せな自立を心から願い、そして何よりも、親であるあなた自身の幸せも大切にできる、そんなしあわせの循環が生まれることを願っています。

親心とエゴの境界線:わが子の【幸せ】を願う、大人の「中道」と「中庸」

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