少年空手道場で思うこと:わがままのその先に
こんにちは、一教です。
今日は、私がもう30年近く開いている少年空手道場での出来事について、
少し心に留まったことをお話したいと思います。
「わがまま」と「孤立」のサイクル
ここ20年ほど前からでしょうか、道場で感じる変化があります。
以前は「みんなで楽しむ」という気持ちが強かった子どもたちが、
最近は自分の「わがまま」を強引に通そうとする場面が増えてきたように感じています。
少子高齢化の影響もあるのかな、と思う部分もありますが、
正直なところ、少し寂しさを覚えることもあります。
周りを蹴落としてでも自分の思い通りにしようとすると、
残念ながらその子は孤立してしまいます。
そして何より悲しいのは、本人がなぜそうなってしまったのかに気づかず、
さらに周りに強く要求するようになってしまうことです。
周りの子たちが悲しいのはもちろんですが、
本当は、そんな状況にいる本人が一番悲しいのではないでしょうか。
「自利利他」の心で育む、真の幸せ
もし、幼い頃にこうした振る舞いがエスカレートしてしまうと、
大人になって社会や他人のせいにしてしまったり、
もっと悲しい出来事を引き起こしてしまう可能性も出てくるかもしれません。
そうなる前に、私たちが伝えられることがあるはずだと強く感じています。
だからこそ、私は道場で子どもたちに、
**「周囲が円満であること」**
の大切さを教えていきたいと思っています。
周りと協力し、調和することで、自分自身も幸せを感じられる。
そして、その温かい人柄が多くの協力者を引き寄せ、
自己実現へと繋がっていく。
これこそが、弘法大師が説かれた
「自利利他(じりりた)」の精神に通じる、
真の幸せの形だと信じています。
子どもたちが、自分の幸せだけでなく、
周りの幸せも願えるような、
そんな温かい心を育んでいけるよう、
これからも指導に力を入れていきたいと思います。
結びに、私の好きな言葉を。
「願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成佛道」
(願わくばこの功徳を あまねく一切に及ぼし 我らと衆生と 皆ともに仏道を成ぜんことを)
この願いが、道場の子どもたち、そしてこのブログを読んでくださる皆さんの心にも届きますように。



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